
「インフラエンジニアって何をする仕事なの?」と尋ねられてすぐに正確に答えられる人は少ないと思われます。なんとなくIT関係の仕事なんだろうなぁとは分かっていても具体的には何をするのかは想像しづらいと思います。簡単にいうとインフラエンジニアの仕事は皆さんが使用するインターネットを繋いでいる“ネットワーク”や“サーバー”などといった、基盤を扱う仕事です。
細かい仕事内容となると設計・構築・運用の3つに分けられます。情報の受け渡しや加工を行うサーバーやユーザーとサーバーが情報のやり取りを行うネットワークを設計し、それを実際に構築していきます。そして出来上がった後も、サーバーがダウンしたり、ネットワークに問題が起こって通信が出来なってしまった場合のトラブルの対応も行います。またインフラエンジニアの仕事はかなり多岐に渡るためいくつかの種類に分けられるケースもあります。インフラエンジニアの募集をかけるのであれば、この種類に関しても記載しておいた方が良いでしょう。
インフラエンジニアの種類

インフラエンジニアには担当する領域によって業務内容が異なる為、以下の種類に分けられます。【サーバーエンジニア】【ネットワークエンジニア】【セキュリティエンジニア】の3つです。それぞれの特徴を説明していくと、【サーバーエンジニア】は、主にコンピューターに欠かせないサーバーをメインに担当します。担当するサーバーは、メールサーバー、WEBサーバー、ファイルサーバーなど様々なサーバーを設計・構築・運用・保守をしていきます。
【ネットワークエンジニア】は、コンピューターやルーターなどをLANケーブルで繋ぎ、安全かつ安定したネットワーク環境を担当します。作成した設計書を元に機器を接続させていきトラブルがないかなどをチェックします。【セキュリティエンジニア】は、情報セキュリティに特化したエンジニアです。外部からのサイバー攻撃に対して、セキュリティ機器を導入したり、ウイルス感染などを未然に防ぐための対策を打ったりします。
分業化と細分化が進んできたIT系エンジニアのお仕事

エンジニアとは、専門分野の技術と知識を持ち合わせた技術者の事です。現代では主にIT関連の技術者を、エンジニアと呼ぶケースが目立ってきました。さらに一口にIT関連の専門家といっても、今では仕事の分業化と細分化が進んできました。アプリケーションの企画から開発、テストから完成品の制作から納品までシステム開発に携わる職種は、システムエンジニアと呼ばれます。
Webサイトの設計を行ったり、完成したWebサイトのメンテナンスや運用を担当する職種は、Webエンジニアと呼称をされます。サーバーの台数やマシンスペックを考え、サーバーの構築やメンテナンスや保守などをトータルで請け負う専門家は、サーバーエンジニアと呼ばれており、職種名によって働く分野や仕事内容が変わるのが特徴です。
ITエンジニアの代表格といえばシステムエンジニアとプログラマー

ITエンジニアはコンピューターのエンジニアという意味合いがあります。エンジニアといえば高学歴でなければなれないと考える人が多いですが、ITエンジニアに関しては学歴はあまり関係ありません。あくまでも実力の世界なので、スキルさえあれば高収入を狙えます。職種はシステムエンジニアとプログラマーが代表的ですが、サーバーやネットワークに関連するエンジニアもあります。
システムエンジニアとプログラマーは混同されがちですが、前者はソフトウエア開発のリーダー的な役割を担っているのに対して、後者はプログラミング作業に従事する人です。年収は両者で100万円くらいの開きがあるので、年収アップを期待するプログラマーがシステムエンジニアを目指すケースが多いです。